大田区蒲田の税理士がつづる税金・節約のはなし

大田区蒲田の税理士が日々の生活の中で活かせる税金・節約のはなしをします

税金(法人)

【販売奨励金・販売促進費の税務④】販売奨励金と売上割戻しの違いは何か?

販売奨励金と販売促進費に関する記事の第四弾です。 販売奨励金によく似たものに「売上割戻し」という概念があります。 今回はこの混同しがちな「売上割戻し」と販売奨励金の違いについて考えていきます。 【質問】 売上割戻しと販売奨励金はともに得意先と…

【販売奨励金・販売促進費の税務③】特約店、代理店等の従業員に対する健康診断、生命保険料等の負担

販売奨励金、販売促進費に関する税務事例の第三弾です。 ↓過去取り扱った事例はこちら www.hamatax-blog.com www.hamatax-blog.com 【事例】①当社は、従業員の健康管理の一環として巡回バスにより健康診断(巡回健康診断)を行っていますが、診断人員に余裕…

【販売奨励金・販売促進費の税務②】特約店等の従業員に交付する販売奨励金品

販売奨励金とは、自社製品等の販売促進の目的で特定の地域の得意先である事業者に対して金銭又は事業用資産を交付する費用をいいます。 販売奨励金は、販売促進を目的とするもので、贈答とはその趣きを異にしていること、得意先である事業者に対するものであ…

【合併があった場合の簡易課税制度の判定】逆さ合併のときは必ず消費税の簡易課税の適用可否を確認する!

消費税の簡易課税制度については、以前確認をおこないました。 www.hamatax-blog.com 今回は更に簡易課税制度を深掘りします。 合併があった場合に、消費税の納税義務の判定と簡易課税制度の適用の判定の点において、両者で異なる点があります。 ついうっか…

【最も誤りが多い税務処理②】消費税の課税事業者選択の届出をマスターする

税理士が損害賠償を受けたミス事例の中で多いのは、消費税の課税事業者選択又は選択不適用に関する届出についてでした。 www.hamatax-blog.com 今回はこのうち消費税の課税事業者選択・選択不適用の届出について、制度内容と注意事項について再確認し、マス…

【最も誤りが多い税務処理①】消費税の簡易課税制度の届出をマスターする

税理士が損害賠償を受けた最も多いミス事例は、消費税の簡易課税制度又は課税事業者に関する届出についてでした。 www.hamatax-blog.com 今回はこのうち消費税の簡易課税制度について、制度内容と注意事項について再確認して、簡易課税制度をマスターしてい…

税理士職業賠償責任保険の保険事故事例からみる誤りやすい税務処理

税理士職業賠償責任保険という保険をご存知でしょうか?税理士職業賠償責任保険は、税理士の過失等により依頼者に損害を与えた場合に、その依頼者から受けた損害賠償請求を補填するための損害保険のことです。 この保険の保険事故として、一番多い事例は消費…

【国税】災害を受けた場合の納税の緩和制度について

平成30年7月の豪雨により被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。 今般の豪雨により、財産に被害を受けた場合や、国税の納付が困難となった場合には納税の猶予等の納税の緩和制度を受けることができます。 国税庁より正式なアナウンスが出ていま…

7月5日からの大雨により被害を受けられた皆様方へ

この度の大雨により被害を受けられた皆様方に、心からお見舞い申し上げます。災害により被害を受けた場合には、次のような申告・納税等に係る手続等がありますので、国税庁のHPより転載させて頂きます。まずは、最寄りの税務署または税理士へご相談ください…

【法人】電子申告の義務化の件

平成30年度税制改正により、「電子情報処理組織による申告の特例」が創設され、一定の法人が行う法人税等の申告は、電子申告により提出することが義務化されることとされました。今回は、その概要等について見ていきたいと思います。 【目次】 1.電子申告…

【法人税】外国で生じた延滞税、延滞金、加算税は損金算入可能なのか?

外国で生じた税金の申告や納付が遅れた等の理由により、外国税の延滞税や延滞金、加算税がかかってしまうことがあるかと思います。ではその延滞税等は法人税の計算上は損金に算入することが出来るのでしょうか? 早速結論からいきたいと思います。結論として…

【法人税】特定譲渡制限付株式による給与の件

H28年度、H29年度の税制改正により、株式による役員賞与や利益に連動する役員賞与が損金に算入することが可能となりました。 今回はその中でも株式による役員賞与について、取り上げてみたいと思います。 【目次】 1.事前確定届出給与 (1)28年度改正にお…

支店や課単位の報奨金の税務上取扱いの件

営業成績が優秀な人に報奨金が出たという話はよく耳にすることだと思いますが、今回取り上げるのは、支店や課といった団体に対して報奨金が出た場合の税務上の取扱いです。 お客さんより以下のような質問がありました。 【Question】当社は、年1回、売上成…

販売奨励金・販売促進費の税務上の取扱いの件

売上を伸ばすために、販売子会社や取引先に販売奨励金や販売促進費を支出する場合があります。 販売子会社等にとっては、受け取った販売奨励金を基に売上向上策を講じ、実際に売上が上がれば、仕入先である販売奨励金を支払った会社においても売上があがるこ…

【社長が会社での借入の連帯保証を行った時】社長に支払う債務保証料の件

会社が銀行から借入を行う場合に、社長が連帯保証を求められるという話はよく耳にします。 このような場合に、会社が社長に対して保証料を払うことはできるのでしょうか? 今回はこの保証料について考えてみたいと思います。 【目次】 1.会社が社長に支払…

国際税務について考えてみる件

国際税務という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、具体的にどんなことか、分かる人はそんなに多くないと思います。 今回はそんな「国際税務ってなんだろう」という問いについて考えてみたいと思います。 【目次】 1.国際税務との関わりの始まり …

【元号の変更とシステム対応】資本的支出か修繕費なのかを考える件

平成31年4月30日をもって「平成」が終了し、翌5日1日からは新元号が施行されます。これに伴い、システム修正を迫られる個人事業者さんや法人さんも多いと思われます。今回は、元号変更に伴うシステム修正費用は税務上、「修繕費」と「資本的支出(資産計上)…

商品券やプリペイドカードに関する印紙税の件

日常生活でよく使うことになるプリペイドカードや商品券。 こちらで支払いをすると、通常の現金と同様に領収書に印紙税が必要になることはご存知でしょうか? 今回は商品券やプリペイドカードに関する印紙税の取扱いについて、Q&A方式でご紹介したいと思いま…

組織再編における譲渡損益調整資産の取扱いの件

<新年あけましておめでとうございます。> <今年もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m> 今年のお正月は、子供が生まれてから初めてのお正月ということで、実家に帰って子供と一緒に遊んで寝て終わってしまいました。 さて今回は実務で遭遇した相談事例…

平成30年度税制改正大綱!知っておきたい税制の改正~法人課税編~

12月14日に平成30年度の税制改正大綱が公表されました。 前回は主に個人所得税に関する改正を見てきましたが、今回は法人課税について見ていきたいと思います。 【目次】 1.賃上げ及び生産性向上のための税制 (1)所得拡大促進税制の改組 (2)情報連携投…

法人成り メリットとデメリットの件

個人事業者が法人を設立することを「法人成り」と呼びますが、個人事業が軌道に乗ってくれば、一度は考えるのではないかと思います。 なぜ、考えるのかというと、法人成りにはメリットもデメリットもあるからです。 今回はこの法人成りについて、メリット・…

消費税軽減税率対策補助金を知っていますか?【期限が延長されました!】

消費税率は平成31年10月1日から10%に上がることが予定されています。 同日から税負担の緩和を目的に消費税の軽減税率制度が実施されます。まだだいぶ先ではありますが、企業側でレジを含めたシステム対応が必要になることが予想され、小規模事業者・中小企…

これだけは押さえておきたい会社の税金のはなし【7】~役員給与~

中小企業の社長さんに押さえておいて欲しい会社の税金のはなしの7回目は、役員給与です。 役員に対する給与については、役員が会社の委任(会330)を受けてその法人経営に従事する者であり、法人の得た利益の分配に参与する地位にあるともいえることから、職…

これだけは押さえておきたい会社の税金のはなし【6】~接待交際費~

中小企業の社長さんに押さえておいて欲しい会社の税金のはなしの6回目は、接待交際費です。 それでは早速みていきましょう。 【目次】 1.接待交際費とは 2.接待交際費と税金計算 3.間違いやすい接待交際費 (1)飲み会会場までのタクシー代 (2) 福利厚生…

これだけは押さえておきたい会社の税金のはなし【5】~費用の計上基準~

中小企業の社長さんに押さえておいて欲しい会社の税金のはなしの5回目は、一般費用の計上基準です。 当期の費用(損金)として計上してよいものには、税務上、一定の基準があります。もし自由に費用を計上できるならば、利益の圧縮は容易になり、課税の公平…

これだけは押さえておきたい会社の税金のはなし【4】~売上原価の計上基準~

中小企業の社長さんに押さえておいて欲しい会社の税金のはなしの4回目は、売上原価の計上基準です。 売上をあげるためには、それに要した原価があるはずです。 基本的に税務の世界では売上と売上原価は対応関係にあるため、同じ事業年度に計上する必要があり…

これだけは押さえておきたい会社の税金のはなし【3】~売上の計上基準~

中小企業の社長さんに押さえておいて欲しい会社の税金のはなしの3回目は、売上の計上基準です。 会社の税金は1年間の会社の収支を基に計算されますが、もし売上の計上時期を任意に決められるとしたら、利益操作がいくらでも出来てしまいますよね。 税務署の…

これだけは押さえておきたい会社の税金【2】~税率を押さえて見込税額を把握~

前回に引続き2回目として、中小企業の社長さんが押さえておきたい会社の税金の話をします。今回のテーマは税率です。税率が把握できれば、利益を基におおよその税金負担額を把握できるようになります。 【目次】 1.各種税率と実効税率 2.各種税金の税率…

これだけは押さえておきたい会社の税金のはなし【1】~会社の税金の種類~

今回から主に会社の社長さんに向けて、会社の税金の基礎事項を中心に、特に中小企業の社長さんに知っておいて欲しいことを書いていきたいと思います。第1回目は会社が納める税金の種類のはなしです。 【目次】 1.税金の分類 2.法人税 3.地方税(事業…

【平成29年度税制改正】~大法人~確定申告書の提出期限の延長に係る改正

平成29年度税制改正により、主に大法人を対象とした確定申告書の提出期限の延長について改正が入りました。今回はその改正の内容について見て行きたいと思います。 中小企業に関わる延長については下記の記事を参考にしてください。 hamatax.hatenablog.jp …